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Fenrir Designers

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フェンリルでデザインに携わるスタッフが運営するブログです。
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記事一覧

あのピトのパナはピクイ

コピーライターという仕事柄、いつもことばを気にかけている。書きことばだけではない。話しことばもそう。 大阪で創業、その地に本社を置くフェンリルには関西弁を話す人が多い。関東で生まれ育った私はいわば非主流派だ。毎週土曜日の朝、前日夜までウェブ会議で耳にした関西弁の残響が消えないままNHK-FMのラジオ番組「世界の快適音楽セレクション」を聞き始める。司会進行は大阪出身のギターデュオ、ゴンチチ。ふたりの柔らかな大阪弁を聞くと、終わったはずの仕事のムードがよみがえる。午前9時から1

「使いやすいデザイン」という言葉と向き合ってみた話

「日本人は多数決が好きだ。」 テレビやウェブでも、よく聞く内容ですよね。 確かに日本人は、右に倣え精神が強いと至る所で感じます。それは好みでも、イベントでも、人それぞれなはずの性格・個性でも。 大多数が使いやすいと感じるデザインって、実は少数派は苦労していたり……でも全ての人が使いやすいデザインとは一体……なんてことを常日頃思っていました。 そんな私も、実は所々マイノリティな特徴を持って生活しています。 今ではもう慣れ切ってしまった「使いにくい」「過ごしにくい」という感情

とあるツールのデザイン

はじめにどうも、Youkeyです。先日フェンリル デザインとテクノロジー1日目の記事でMLOpsを書きました。その記事の冒頭雑談で『クレー射撃』を始めた近況を書いたら、社内で触れてもらったので本記事を書いてみようと思いました。 今回は、クレー射撃というスポーツを通じてデザインとテクノロジーついて考えてみました。なお時節柄ありがちなクリスマスっぽさは微塵もございませんので、ご了承ください。 クレー射撃とその歴史クレー射撃? クレー射撃協会に良い記載がありましたので、引用。

ユーザーリサーチの楽しみ

こんにちは! リサーチャーの大西です。 どうやら名刺上は「コンサルタント」という肩書のようですが、リサーチが大好きなので自称リサーチャーで通しています。 今年の思い出と来年の抱負代わりに、ユーザーリサーチをする際によく受けるリクエストについて考えたことを記録しておこうと思います。 「ユーザーがどんなものなら欲しいと思うか聞きたい」新規サービス企画に関するユーザーリサーチをしていて、ほぼすべての案件で一度は受けるリクエストです。 私は、「どんな機能なら使いたいと思うか聞いて

「ファミチキください」を言えなかった私が広報課で 作ることを伝えている話

フェンリルのブランディング部で デザインディレクターをしている 児玉 といいます。 私はフェンリルのブランディングに寄与する企画をしたり、デザインを作ったりしています。端的に言うとフェンリルってこんな会社だよーって社内外に伝え・浸透させるのが主な仕事です。 ご覧いただいている皆さんの身近なもので言えば、展示会の企業ブースやノベルティのデザイン、コーポレートサイトなどがあたります。 その中でも今年は特にテックカンファレンスのブース出展に関わることが沢山あり、その過程や現場

CloudFront+OACでS3へのアクセスを制限してみた

2022年8月26日のAWSアップデートで、CloudFrontにOrigin Access Control(OAC)という機能が追加されました。これまでは、Origin Access Identity(OAI)という機能を使用してS3へのアクセス制限をしていましたが、いくつか制限事項がありました。この制限事項をカバーしたものがOACです。OAIと比較して、OACは以下の点が強化されています(AWS公式サイト引用)。 今回はSSE-KMS暗号化に焦点を当てて実際にS3へのア

六角形と自然のはなし

突然ですが皆さん、下の写真は何か分かりますか? これは島根県出雲市の日御碕で撮影した柱状節理(ちゅうじょうせつり)という奇岩です。 溶岩がゆっくり冷えて固まる際に、体積が収縮してこのような割れ目が形成されました。写真では分かりにくいですが、節理を上から見てみると、六角形の断面をしているものが多いです。 それでは次に、下の写真のオレンジ色のものが何か分かりますか? これは角閃石(かくせんせき)という鉱物です。 角閃石自体は細長い長柱状の形をしていますが、写真の角閃石はxy

このデジタルの時代に、あえて手書きノートを推す理由

はじめに皆さんは、新しい知識について勉強するとき、どのようにして知識を定着させていますか? 最近は書籍だけでなく動画やセミナーなども充実しており、多種多様なインプットの仕方があります。しかし、私の場合は悲しいことに、それらを読んだり聞いたりするだけでは頭からスッと抜けてしまいます。 そこで私を助けてくれるのが手書きノートです。ここぞという場面では手書きノートに書いて知識を定着させています。 デジタルのツールが普及している今、あえて手書きノートを推したい理由を紹介していきます

アプリUIデザイナーなら知っておきたい、iOSの文字が小さくなる問題

「〇〇なら知っておきたい」なんてタイトル、我ながら「大げさだなあ」と思ってしまいます。 それでもそんなタイトルにしたのは、「iOSの文字が小さくなることを知らないままアプリのデザインに携わり、泣きを見た私みたくなってほしくない」という思いがあるからです。半年前の自分に出会えるなら、「絶対に知ってほしい」と伝えたいぐらい、これは重大な問題です。 という訳で、「iOSの文字が小さくなる問題」について、啓蒙していきたい気持ちを込めて書き記します。 「そんなことも知らなかったの?」と

自分をデザインすることから、はじめるデザイン。

こんにちは、林です。 デザイン開発部でディレクターをしています。 私はフェンリルに入社するまで10年間ほど、フリーランスのグラフィックデザイナーとしてディレクションやデザインを生業にしていました。 さまざまな企業や個性ある人たちとコミュニケーションを取りながら進行する仕事は、デザインをする以上に、他者との関係性を築くために多くの時間を費やし、また自分自身と向き合う機会でもありました。   フリーランスでの仕事は、自ら会社に営業し仕事を受注するほか、たくさんのご縁に結ばれ素

交渉力は、特別な才能ではなくスキルだという話。

皆さんはじめまして。 2022年7月にフェンリルに入社した、ディレクターのキタミです。 フェンリルの一員になってから、もうすぐ5ヶ月。実際に入社して感じるのは、フェンリルは体験をとても大切にしていて、成長に繋がるサポートや取り組みがいくつもあるんだなということです。 最近だと、「交渉力強化研修」という外部研修があり参加しました。その研修で、たくさん得たものがあったので、特に記憶に残った内容をピックアップして書いていきます。 交渉は、才能がなくてもできる!白状します。研修

原色でホラー体験をしたデザイナーが「視覚的不快感尺度」に出会った話

皆さまお疲れ様です。 今年ももう終わりですね。ついこの間まで半袖を着ていた気がするのにすっかり褞袍が手放せなくなっています。 師走の忙しさに追われ、ドライアイが加速して目がしんどい今日このごろ。 さてさて今回は、そんな“目”の話をしようと思います。 ご存知ですか?「視覚的不快感尺度」いきなりメインテーマなのですが、皆さまは「視覚的不快感尺度」というものをご存知でしょうか? 私が知ったのはここ1年くらいです。 どういうものかというと、 学術的に専門的に表現すると などな

瀬戸内海のかけら

今年の11月、友達と瀬戸内海芸術祭に行きました。 東京から高松までの航行1時間の飛行機旅は、公園の滑り台みたいに、サーッと登って、スーッと降りた感覚でした。 飛行機に乗る直前までは、私は会社の仕事をしていました。そのたった1時間後には、目の前に瀬戸内の静かな世界が広がっていて、まるで別世界に来たかのようでした。 実は、瀬戸内海芸術祭に来たのは2回目でした。初めて訪れたのは、3年前。日本に来て、まだ間もないときのことでした。 3年前、初めて訪れた瀬戸内海 2019年6

子育て1年生のデザイナー記録

はじめに簡単にプロフィールを説明させていただきます。 私はウェブや、アプリなどのデザインをする仕事をしています。 新卒からずっと同じような職種を続け、気づけばデザイナー歴10年強、2019年に結婚をし、子供を授かり、2020年12月に娘を出産して2022年5月に仕事復帰しました。 これから出産を迎える人に向けて、何か参考になればと思い、産休から仕事復帰後までを書き留めてみたいと思います。 出産まで2020年4月にコロナで会社がリモート可となったタイミングで妊娠が判明したた