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Fenrir Designers

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フェンリルでデザインに携わるスタッフが運営するブログです。
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記事一覧

なんでQAエンジニアになったん?

自己紹介皆さん、こんにちは! フェンリルでQAエンジニアをしています、小田です。 2023年に新卒QAエンジニアとして入社しました。 好きなものは、ゲーム、お絵描き、ロードバイク、スニーカー、唐揚げ、油そばなど......いろいろ! 大学では文系学部を選択しましたが、情報分野も学びました。 プログラミングの勉強は少しだけやりましたが、 品質管理やテストの知識はほぼ皆無......。 そのため、期待と不安を胸にQAエンジニアになりました。 今回、アドベントカレンダーの執

プロダクトブランディングを支える手帳術

こんにちは、フェンリルで現在自社のデジタルプロダクトのアートディレクション的なことを2つ掛け持ちしているえみです。 本日、正式リリースしたWebアプリケーション ヘッドレスCMS「NILTO」 https://www.nilto.com/ja/ 来年リリースする、 iPadのための絵コンテアプリ「DROMI」 2つのデジタルプロダクトの企画やデザイン、ロゴデザインや印刷物、写真、動画...それらを自分で作業したり他のデザイナーさんにお願いしてレビューしたり、アサインを調

日本語、大丈夫ですか

コピーライターという職業上の習慣で、気になる言葉を収集している。ある日、たまには昼に魚を食べようと近所の食堂に入った。迎えに出てきた20代前半とおぼしき女性店員が言った。 「お客さまは一人で大丈夫ですか?」 何? 「大丈夫」というのは、「立派な男子」のこと、そして「危険や心配のないさま、間違いないさま」「病気やけがのないさま」をいう。 近年は若者を中心に「『お茶はいかがですか』『大丈夫です』」など婉曲的に拒否したり辞退したりするのに使われる。それは承知していた。職場で5

『注文』『注文する』ボタンにするならどっち?——インターフェースのボタン名を考える上で気をつけるべきこと

操作に迷わない、使いやすいアプリ・システムをデザインする上で、「インターフェースに添える言葉を「分かりやすく」表現することは重要です。適切な箇所で、適切なラベルを添えることは、ユーザーがアプリ・システムを使いこなすための大きな手助けになります。 特に、スマートフォンのように表示領域が小さなデバイスだと、あまり長い言葉を配置することができない、という制限があります。そのためボタンの名前は、できるだけ短く、そして一瞬で伝わる言葉にすることが求められます。 ボタンの名前は、できる

自分の強みがほしいあなたへ

これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2023 12日目の記事です。 みなさん、こんにちは。フェンリルでディレクターをしているキタミです。 昨年は、交渉力についての記事を書きましたが、あっという間に1年が経っている現実に震えています。 今回は、自分の「強み」がほしい人に向けて、私なりの考えを書きます。 ちょうど時期的にも、来年の目標や抱負を考え始めるころかと思いますので、もしよければご覧ください。 自分を見つめることから始めよう時折

マイスライドルール

はじめに新卒のウェブエンジニアの紅林と言います。 本日は、たまたま私の執筆した記事が2つ出ます。一つは社内報なので、フェンリルメンバーの皆さんはそちらも合わせてご覧くださいね! さて、皆さんは普段スライドを作成しますか? 私は新卒研修中に何度か作成したり、遡れば大学時代にこれほどかというくらい取り組んだりと、どれも時間に追われた苦い思い出があります。 スライド作成のノウハウがどれほど需要があるか分かりませんが、私の過去の経験から導き出した最低限これを守っていれば伝わるスラ

ライティングは専門スキルだという話

身も心も忙しない師走の毎日を過ごす皆さんこんにちは。お疲れさまです。 実に1年ぶりのnote投稿となりました。今年もこのアドベントカレンダーの時期がやってきて、1年の終わりを感じています。 今回の記事について さて今回は私がライティングを勉強した話をしようと思います。 私は現職はUIデザイナーで、会社に入るまではグラフィックデザイナーとして学んでいました。 デザイナーがライティングを学ぶのは普通のことだと思われるでしょうか。それとも珍しいと思われるでしょうか。 実際に言わ

デザイナーとしてダークパターンと向き合ってみる

こんにちは、フェンリルで働いている4年目デザイナーの荒川です。 私はフェンリルでダークパターン勉強会を運営しています。 その勉強会では、ダークパターンの事例を紹介して危険性を伝えたり、ダークパターン脱却に向けたクライアントへのアプローチ方法を考えたりしています。 今回のnoteではダークパターンの概要や、デザイナーとしてダークパターンとの向き合い方について書こうと思います。 ダークパターンってなんだろう?皆さんは「ダークパターン」という言葉を聞いたことはありますか?

視覚科学者がAPCAについて考えてみた

こんにちは。大西です。年に一度くらいしか書かないnote、今年も一度しか書かずに終わりそうです。 私は視覚科学を勉強しています。特に文字の認識に関する研究が好きです。 文字について考えるのが楽しすぎて、博士号をとりました。今回は久しぶりに自分の専門領域の話を書きます。 IT業、しかもHCDを掲げて仕事をしている身ではありますが、実は私、WCAG関連の話題があまり好きではありません(個人的な見解です)。中でも、「4.5:1以上のコントラスト比がないとアクセシビリティ対応が不十

私のアイコン

これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2023 14日目の記事です。 こんにちは、主にフロントの開発をしているsuuです。 突然ですが、私は私の名前が大好きです。 私の名前は秋に羽ばたくと書いて「秋羽(しゅう)」と言います。 名前にもある通り、秋に生まれました(誕生日は10月1日です)。 私はそんな大好きな名前を表現したアイコンを自作しています。 最初に作ったのは大学3年生のときです。それから誕生日と人生の節目だと思ったタイミング

iOSアプリエンジニアが持ち物管理アプリを個人開発する前にやったことvol.1

これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2023 9日目の記事です。 フェンリル iOSアプリエンジニアの栗原です。 フェンリルに新卒で入社して3年目の私が、要件定義をして、開発に着手するまでに決めたことを書き連ねます。テクノロジーよりもデザイン寄りの話になるかと思います。「アプリを自作したいけど、何からしたらいいのか分からない」という方に、ぜひ読んでいただきたいです。 ことの発端は...ジェルネイルを趣味にしている友人から、ある相談を受

アプリを使い続けてもらうための工夫

こんにちは! 2023年4月にフェンリルに中途入社しました、マーケターの大森湧太です! 皆さんは、普段どんなアプリをよく使いますか? 世の中にはたくさんのアプリがありますが、日常的に利用するアプリは10個未満だと言われています。 意外と少ないな、と感じますよね。 今回は私が最近使い始めた記録系アプリを参考に、アプリを使い続けてもらうための工夫について考察しようと思います。 この記事を読んで、アプリを継続的に利用してもらうにはどんなことを意識すれば良いのかを理解いただけたら

ゲームショウで見たUIデザインの可能性

皆さんこんにちは。フェンリルで働いている3年目デザイナーの阪口です。 最近ハマっているゲームは名探偵ピカチュウ。おっさん声のピカチュウに笑いながら、のんびりとプレイしています。 今年のアドベントカレンダーですが、10月初旬に行った「TOKYO GAME SHOW 2023」のレポートと、そこで感じたUIデザインの可能性について書こうと思います。 「ゲームが動く、世界が変わる。」を体現した会場コロナ禍以降初めてのオフライン開催となった「TOKYO GAME SHOW 202

うどんやまでのGPS

今年は位置情報を使うiPadアプリの開発をしていたので、いろいろな所へ端末を持って出かけました。GPSの機能は、トンネルの中などでは全然使えなくなってしまいます。動作確認のため、あえてそうした環境でアプリを操作するようなこともありました。 よく知られる通り、GPSは人工衛星を使った測位技術です。もとは米国の航法衛星システムを指していましたが、最近ではロシア、EU、中国、そして日本も同様のものを持つようになったため、総称してGNSSと呼ばれます。地図アプリやカーナビを始め、私