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【セミナーレポ】2回目のFDCを開催しました!

こんにちは。フェンリルの吉田です。

先日、フェンリルのデザイン部が、東京・大阪両拠点でセミナーを開催しました。
前回のnoteでお知らせした甲斐もあって、おかげさまで多くのお客様を迎えることができ、今回のセミナーも大成功を収めました!その様子を詳しくお伝えいたします。

誰も排除しないソフトウェアを目指して

フェンリル入社当初から、アクセシビリティの向上に力を入れている高取は、アクセシビリティは特別な人たちへの特別な配慮ではなく、全ての人に関係があるものといいます。特定のユーザーにデザインを合わせてしまうと、そのまた誰かを排除してしまう可能性も。私たちは、ユーザー自身が合わせられるデザインを手がけることが大切だと主張しました。
アクセシビリティはヌメロニムという手法で「A11y(エーイレブンワイ)」と略され、Accessibilityという英単語のAとyの間に11個のアルファベットがあることから、このように表されています。アクセシビリティの専門家である高取の説明に、メモを取る聴講者の皆さまが多く見受けられました。

登壇者の高取の顔写真

ビジュアルデザインのスパイス

これまで手掛けたアプリを元に、本来のデザインとは、見たときにワクワクするものだと提言しました。アプリの機能や使い勝手が近一化してくると、おのずから差別化が必要になり、デザインでアプリに世界観を持たせ、ユーザーを惹きつけることで認知度を高めます。
高岡は、とあるプロジェクトで自ら声優として、手がけたキャラクターに命を吹き込んだ経験も。彼の意外な才能に、会場では笑いが起こりました。

登壇者の高岡の顔写真

文脈で考えるサービスデザイン

今回のメンバーで唯一、ディレクターである葛巻は、自身が大阪に転勤後、エスカレーターの立ち位置や、梅田というワードが付く駅が多く混在し、地下街で迷い込んだ経験をもとに、アプリやウェブ制作においても、ボタンや表示にルールを設け、前後の文脈を明らかにすることの必要性を説きました。また、アプリ制作の失敗談について、再発防止策をユーモアを交えながら解説すると、聴講者の皆さまの真剣に耳を傾ける様子が伺えました。作って終わりではなく、リリース後の運営も快適にすることがデザインと締めくくり、先々に発生し得るリスクや課題を考慮する大切さを訴えかけました。

登壇者の葛巻の顔写真

UIの再発明 〜自由なUIデザインに未来はあるか〜

iOSやAndroidにはルールが存在し、iPhone誕生の2007年から現在までを振り返り、当時全盛期だったFlashは、UIに対する責任を負う反面、再生プラットフォームを選ばない点が好まれたのではないかと主張しました。小川は、GROOVE X 株式会社が開発したLOVOTのプロジェクトに参画し、Unityと呼ばれる開発環境で動きをつける際のポイントを説明し、"自由な"UIデザインに未来はあると解説しました。

登壇者の小川の顔写真

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今回のセミナーは、slidoを利用した質疑応答のお時間を用意。
これは匿名で質問ができるサービスで、あらかじめ作成したQRコードを読み取ってアクセスをしていただき、リアルタイムで上がる質問をスクリーンに投影し、会場一体となってセッション形式で回答しました。

「よいデザインや、よいアプリを作ってくれる会社の判断基準は?」
「アクセシビリティに取り組む上での困難な点は?」

質疑応答をしている写真

続々とあがる質問に回答するメンバー

セミナー聴講者の中には、フェンリルを卒業したデザイナーの姿も。FDCは当日飛び入り参加のお客様も大歓迎です。(※)
「止むを得ずキャンセルしてしまったけどやっぱり参加したい!」という方がいらっしゃいましたら、営業窓口もしくはPeatixからお気軽にご連絡ください。
二回目ということでメンバーもリラックスしてお話しすることができたとのこと。時間配分や抑揚など、余裕のある表情でセミナーに臨めたようです。

次回の開催は、来年2月を見込んでおります。皆さんにご興味を持っていただけるテーマや内容を目指して、運営一同頑張ります。どうぞお楽しみに!

(※)当日お席がご用意できず、立ち見の可能性もございますので、ご了承ください。

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投稿が遅くなりましたが、これはフェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2019 15日目の記事です。

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