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海外の配車アプリを体験してみた。

配車アプリといえば、何を想像できるだろう??
Uber、grab、Lyft、Juno、Gett など今や配車に関しても様々なサービスが登場してきている。

国産アプリの「JapanTaxi」や「Lineタクシー」などもここ数年で登場している。

JapanTaxiの登場でアプリからの配車も増えてきているそうだ。
とはいえ、日本は交通手段の選択肢が多いため、多くの人はコストの高いタクシーを利用しない。

世界的に地名度が高いアプリといえばUber。
Uberは世界的に展開しているサービスであるが、日本では少々値段が高くて使いづらい。また、配車アプリがその国で使えたとしても、基本的に日本語対応していないものが多く、操作に戸惑うものが多い。アプリ以外に鉄道やバス検索系アプリなど、英語やその他の言語でしか表記されていないと使うことに対して億劫になったことはないだろうか。

今回、個人的にイスラエルに行く機会があったため「Gett」を使ってみた。
「Gett」がUIデザインとして中々の出来だったので、このブログではデザイン考察と使用感を考察してみた。

この記事はあくまでUI的観点を中心に書いていくので、
使い方云々やタクシードライバーの質について知りたい人には消化不良の記事なるかもしれない。

言語がわからない人に対して翻訳するのがベストなのか、UIをわかりやすくして誰でも使いやすくすることがベストなのか、どちらがいいのかという例としては面白いアプリだったので、気軽に読んでもらえればと思う。

アプリの準備

必須となるのは「携帯番号」。

入力後、SMSからGett account confirmation code が届くのでコードを入力。E-mailを登録したら使用可能だ。

簡単ではあるが、海外SIMに慣れていない人は出国前から準備していくことをオススメしたい。

アプリのファーストビュー

スプラッシュが立ち上がった後、マップに遷移。

基本はタクシーを拾うことがメインなので「Express」がデフォルトになっている。「Uber」と同じように車のクラスが上がる「premium」や大型の「XL」、荷物だけを運ぶ「delivery」などが並んでいる。

このコンテンツに関するモーダルビューのイラストが凝っておりビジュアル面で飽きないようにしている。


この時期サッカーW杯決勝前だったこともあり、車のアイコンにサッカーボールが入っていた。
CEOがロシア人で本国でもよく使われているアプリだったからというのもあるだろうが、イスラエルでこのアイコンをみると何とも不思議な気分になった。

タクシーのオーダーの仕方

オーダー画面は
・呼ぶ時間
・自分の現在地
・降車場所
・値段(By the meterもあれば、値段がそのまま記載されている場合もある)
・支払い
・※ドライバーへのメモ書き。

特にリストごとの項目に説明書きはなく
アイコンで内容がわかるシンプルなデザインにしている。

私は言語は英語にしていたが、GPSの影響なのかどうしてもヘブライ語が出てしまっていた。
場所についてはリストをタップするとマップに飛ぶので、一度確認するのがベターだと思う。
※ちなみに Gett は英語、ロシア語、ヘブライ語までが言語対応可能。

(毎日この מכון וינגייט に行っていたので、後半は確認しなくてもわかるようになっていたが。)

タクシーのオーダーへ

実際オーダーすると、仕事を受けたいタクシー運転手がキャッチして迎えに来てくれる。(必ずしも近くにいるタクシーが迎えに来てくれるわけではない。)

到着時間とその現在の距離を表示してくれたのはありがたかった。
なぜならイスラエルは乾燥地帯は非常に暑いため、待機時間は室内で待てたことは何気に大きかったのだから。
(イスラエルは日本よりも平年2~3℃ほど高いのだが、今年の夏はどう考えても日本の方が暑かった気がする。)

迎えに来てくれるドライバーの顔もわかるのもありがたいし、もしドライバーが迷ったら電話できるようになっている。

ちなみにオーダー中に到着をしてなければ、いつでも無料でキャンセルできる。
言い方は失礼になるかもしれないが、評価が低そうな人が来た時はキャンセルしても問題ない。

タクシーの乗車

イスラエルのネタニヤというリゾート街に滞在していた影響もあって、タクシー運転手が自分を見つけられないということはなかった。

タクシーに乗ると乗車モードに切り替わる。

冒頭にも書いたが、実際乗ってみてどうだったかはあえて記載しない。
強いていえば日本みたいに快適なパターンもあればエキサイティングだなと感じることもあった。

タクシーの降車

降車時は、運転手側が請求のやりとりをしてくれる。キャッシュにするか、アプリに登録しているクレジット決済するかその場で選択ができる。

チップがややこしいので私はほぼアプリからの決済にした。

この時、運転手を評価するモーダルがアプリで表示し、星5つで評価できるようになっている。

レシートを直接もらうこともできるが、明細書はメールでもくるようになっており、そちらからも確認が可能だ。

これで大体のやりとりは完了である。

使ってみてGettアプリのいいところは

・時と場合を問わずイスラエルで使える。

イスラエル産なのだから当然な話ではある。

が、この国の交通事情はちょっと特殊なのだ。理由はイスラエルの週末は金曜と土曜でシャバットと呼ばれるユダヤ教の安息日ある。

休日だからなんだって話になるかもしれないが、この国は公共交通機関もほとんど休みになる。国鉄やバスも含めレストラン、商店もお休み。

アラブ系関連のバス会社は例外もあるそうなんだが、営業は限られていてびっくりするくらい静かになるし、移動となるとちょっとした焦りも感じる。

でも、Gettは普通に営業しているのだ。UI・UX云々の問題は関係がないが存在自体がかなりありがたかった。

このシェバットの影響もあってかイスラエルでの使用頻度が高くなるのだ。

・アイコンやイラストに遊び心があった。

基本的にタクシーは車なのでアイコンなのだが、ロケットやヘリコプターなどのアイコン変更ができる。なくてもいい機能だが設定を変更すると町中ロケットだらけになるとかなりユニークな世界だ。

ちょっとした遊び心が面白い。

・シンプルなもので、余計な情報機能がない。

交通アプリ系だどよくありがちなのは、あれば便利だけど、なくてもいいよねという細かい情報が全くないのが素晴らしいと思った。

普段英語やヘブライ語を目にする生活を送るならともかく、外国人からすると文字がありすぎると迷いやすい。

日本の案内はやたら表記が多かったりするが、インバウンド向けに考えるなら逆にサービスを低下しているのではと感じた。

翻訳することも親切だが、誰もが見てすぐわかる、ユーザーを迷わせないことも重要であることを学ばせてもらった。

現在、Gettが利用できる国・都市は、ロシア、イスラエル、UK、ニューヨークと限られている。

誰にでもすぐ慣れるUIになっているのでこれからの多展開も期待できる。

配車アプリはその国に合わせたサービスを選ぶのがマストだが、この分かり易かったUIを他の国で体験してみたいのと、個人的に自動的に貯められたポイントを消化し損ねたので4カ国以外にも使えるようになるよう期待していきたい。

Author : A・UMEDA

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こちらの記事はmediumで投稿した
My experience using a taxi app abroad」の日本語版となります。
英文を作成するにあたって協力していただいた、@LuisOscarに感謝いたします。
Thank you so much !!

※日本のアプリの記述はmediumを書いた当時と違って、体験した後に和訳化したので多少文章に差分があります。

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