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「価値」のあるものの作り方。不満や課題はニーズとなり「価値」となる。

普段仕事している上で、同僚や後輩がよく「人の役に立つものが作りたい」「人の役に立ちたい」「社会を豊かにしたい」「日本を変えたい」などと壮大な夢を語ってきます。
なんだなんだ。なに言いだすの?、えっとそれって、つまり、デザイナーが作る、「もの」そのものがもつ「価値のレベル」の話なんだろうな?

えーっ「価値」とは何だろう?そういえば言葉の使い勝手がいいからペラペラと使っていたような気がする、え、なんだろう?と、ぐるぐると考え混んでしまいます。感覚ではわかる。わかるけど、言語化できない。

そんなとき、フェンリルのデザインマネージャーと対談して、それをコンテンツにするので、よろしく!とありがたい席に呼ばれました。

普段マネージャーと1時間も2時間も、ゆっくり個人的な仕事について会話する機会はあんまりなくて、いつもはオーディエンスとして聞く立場から、ディスカッションすることで、なるほど!となったので書きます。

いくら技術が発達していても「何でこんなことを分かってくれないの?」ということも多くて、それって大抵が「人間の領域」なんだよね。

よくマネージャーは身近なものの使いづらさや、わかりづらさについて楽しそうに文句をいっていて、最初はよくわかりませんでしたが、最近は少しわかるようになってきました。

我々が普段デザイナーとして、ものを作っている領域は UI であったり、ビジュアルデザインの領域であったりしますが、それらがどこに繋がるかというと最終的に「人間の領域」なのだなと思います。

そんな視点で世の中を見渡した時に、世の中には課題や不満が溢れていることに気がつきます。

人が人らしく生きるために、課題も不満もない人(あるいは組織やコミニティ)が、存在しないのは当たり前のことです。対象がシステムであれ、道具であれ、生活であれ、日々生きるということは、そういうことです。

そしてそれは、ニーズとなり、解決 / 提供する「価値」となります。

「価値」の種類は様々に存在しますが、クリエイティブの領域において、それらユーザーのニーズと「価値」が出会う、その瞬間、タッチポイントのタイミングに何を演出(提供)するかの質が重要なんだろうなーと思います。

それがレベル感として、感動なのか、満足なのか、安心なのか、アクセシブルなのかは、それぞれのニーズごとにチューニングが必要になってきますが、価値を見つけただけでは、何も進みません。
必要なのはアウトプットの精度の高さです。人の行動を変える・感情を変えるのに必要なのは、ユーザーと向き合う、その体験(サービス)であったり、タッチポイントそのものであるプロダクトのクオリティが重要だと考えています。

余談

わたしには、UI デザイナーという文脈の中に、HDC という人を観察し、それをものづくりに活かすスキルがあります。仕事においてインタビューや行動を観察したり、ファシリテーションをする中で、思うことがあります。

対象者の本当の課題の本質を理解するためには、自分は今「なにものでもない者」にならねばならぬ、と思います。課題を理解しようとするときは、できる限り客観的なデータに、対象者の潜在的な気持ちや、課題を照らし合わせて、フラットな目で、本質を見つけないといけないと感じています。

その時は、デザイナーという肩書きを捨てて、あるいはポジションや、自分という感情を捨てて、挑まないといけません。めちゃ難しいですね。
はやく、むくむくと己を出したい!解決したい!ってなるけど我慢です。闇雲に解決したところで、それは重要な価値ではないかもしれない。

もう一つ、大事なのは課題を理解するための、高くて広い視点。
プロジェクトが開始される前の、情報を集めて分析を開始する際は、いつも、他に明らかにしないといけない情報はないか?と、不安でしかたないです。
視点が低いままに開始されると、解決すべき課題を取りこぼしてしまい、気づいた時には、すでに遅しという状況になります。ちなみに、まだまだ経験が足りないからこその不安です。がんばる。

そんな時は、なんども上と下を考えます。この「情報」はどの視点から語られているか?この粒度の上はないのか?そもそもこれは、なんでこうだったんだっけ...?ぐるぐるぐる。

楽しいですね。笑

余談2

最近、仕事において思うことを書いて、日々の心の動きを振り返る習慣として note. につけだしましたが、わたしは常に悩み・ぐるぐる考え、発見し、あってるか確認し、また新たなものを見つけ、ぐるぐる考え、調べて検証し...えー楽しい!他に何かないかな?を、繰り返しています。

そんなことをしていると頭の中が忙しくて、丁寧な説明とかが手薄になります。
そうなると尊敬するデザイナー達にアウトプットが "バグ" ってるだとか、言いたいことを全部言おうとして、何いうてるかわからんなどと、文句をいわれるので、元気に気をつけます!と返答しています。

しかし、その裏側では、ぐるぐるぐるぐると考えては、え!それ楽しい!深く考えてみよう!みたいな、感じなので、伝えることへの意識が、あんまり改善しなくて、そういうのは、よくないなとは、思っています。

思っては、います。。(この余談は社内の人に向けて、かきました)

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ふくしま

UI デザイナーとかディレクターをやっています。意識はそんなに高くありません。梅田にあるフェンリルで働いています。

Fenrir Designers

フェンリルでデザインに携わるスタッフが運営するブログです。
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